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はい、補聴器を使用すると現状の聞こえより、よく聞こえることは間違いありません。しかし、耳そのものを治し、健聴者と同じようにすることはできませんし、若いころに戻るわけではありません。「そこをなんとか！」ともよく言われますが、残念ながら今のところ不可能です。 では補聴器を使ってどこまで聞こえるようになるかと言われますと、これも個人個人聞こえの程度と障害の部位が違いますので、一概には言えません。補聴器を使えば 健聴者とほとんど変わらないくらい聞き取れる方もいれば、どんなに高性能な補聴器を使っても、あまり効果が得られない方もいらっしゃいます。

基本は、「装用者の聞こえ具合（聴力）、使用目的、使用環境に見合った物で、使いやすい」ものが一番です。使用目的、使用環境とは、どのような場所で補聴器を使いたいかです。 補聴器の形を選ぶ際は、実際に手にとって試してからご判断ください。 外見や価格で判断すると失敗のもとです。下記のことを参考にお試しの上、必ずご自分で判断してください。 　①耳へのつけ外しはできそうか。 　②電池の入れ替えは自分でできるか。 　③スイッチ、ボリュームの操作はできるか。 この３点がご自分で出来るかどうか、よく試してみて下さい。

その方の聞こえ具合(聴力)によって変わります。 ・片耳だけ聞きにくい （一方の耳は正常、もしくは正常に近い聞こえ） のであれば、聞き取りにくい耳に。 ・両耳とも聞きにくいのであれば、両耳に使用する。 が基本となります。

聴覚障害で身体障害者手帳の交付を受けている方には、役所が補聴器購入費用を負担してくれます。だた、負担してくれる金額から差額を自分で支払って、別の補聴器を購入することも可能です。